蕁麻疹は、皮膚に痒みを伴う膨疹(ぼうしん)が現れる病気です。原因は多岐にわたり、大きく分けて以下の3つに分類できます。
1. アレルギー性蕁麻疹
* 特定の食物(卵、牛乳、小麦、甲殻類など)
* 薬物(抗生物質、解熱鎮痛剤など)
* 昆虫(ハチ、アリなど)
* 植物(ウルシなど)
* ラテックス(天然ゴム)
* ダニ、ハウスダスト、花粉
上記のようなアレルゲンに体が過剰反応することで、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、血管が拡張して皮膚が腫れ、痒みが生じます。
2. 非アレルギー性蕁麻疹
* 物理的刺激(摩擦、圧迫、寒冷、温熱、日光など)
* 発汗
* ストレス
* 疲労
* 感染症(ウイルス、細菌など)
* 食品添加物(人工着色料、保存料など)
上記のような刺激や要因によって、アレルギー反応とは異なるメカニズムでヒスタミンが放出され、蕁麻疹が起こります。
3. 特発性蕁麻疹
* 原因不明
蕁麻疹の原因を特定できない場合も多く、全体の7割以上が特発性蕁麻疹と言われています。
蕁麻疹の症状
* 痒みを伴う、赤みを帯びた膨疹が突然現れる
* 膨疹の大きさや形は様々で、数時間以内に消えることが多い
* 症状が激しい場合は、呼吸困難や腹痛などを伴うこともある
【蕁麻疹の対処法】
* 原因と考えられるものを避ける
* 患部を冷やす
* 抗ヒスタミン薬を服用する
* 症状が重い場合は、医療機関を受診する
【注意点】
* 蕁麻疹は、他の病気の症状として現れる場合もあります。
* 症状が長引く場合や、呼吸困難などの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
* 自己判断で薬を使用せず、医師や薬剤師に相談してください。
より詳しい情報や個別の症状については、医療機関にご相談ください。
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